文部省というところ


早いもので、私がこの太田市マルチメディア推進協議会に寄稿するようになってから足掛け3年目に入りました。

 その間多くの皆様からたくさんのご意見、ご質問をいただきましたことに厚く感謝いたします。

  本来ならばいただいたご質問に対してひとつひとつお答えさせていただくことがベストですがあまりにもご質問の数が多くまたその内容が多伎にわたりなかなか対応しきれないのが現状です。私にとっては誠にうれしい限りですが、なにとぞご理解いただきたくお願い致します。

 私が個人でホームページを開設できれば、皆様と直接インターネットを通して対話ができるのですが、当分の間、太田市マルチメディア推進協議会を通して皆様に少しでもお役に立つような話題を載せていきたいと思っていますのでどうぞよろしくお願い致します。

 さて、今回は教育の総元締めである「文部省というところ」についてとりあげてみたいと思います。

 最近、抜本的な教育改革を行うためにやっと文部省が重い腰を上げ始めたようですもともと文部省というお役所は極めて保守的なところで、しかも世論ばかりを気して、やりたいこともなかなか出来ないでいる、そんなお役所のようです。

 そのよい例が「週五日制の実施」です。

 学校の週五日制が言われれはじめてから十数年が経ちましたが、やっとここにきて平成14年度から完全実施されることになりました。

 文部省としてはもっと早く実施したかったようですが、全国のお父さんやお母さん(国民)の反発を気にしながら、やっとここまでこぎつけたわけです。

この話が始まった時に生まれたお子さんは、実施の段階で中学校を卒業してしまうことになります。

 ほかの省庁(お役所)も似たり寄ったりですが、とくに文部省というお役所はその傾向が強いようです。

 ですから今度出される教育改革案も、それが完全に実施されるころには、また次の改革が必要な時代になってしまっているか知れません。

 またその改革案も本当の意味でいまの教育問題を解決できるようなものになるのか疑問です。

 なぜならばいままでの教育改革があまり成果が上がらなかったことを見てもわかることです。

 たとえば、いまの受験戦争や受験地獄を解消するための大学の入学制度そのものの思い切った改革が必要なことは誰しもわかっているのに、 そういう思い切った改革がされないままになっているのは文部省の体質がきわめて消極的で弱腰だからではないでしょうか。

 《次回も 教育改革について考えて見たいと思います》


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